2016年07月19日

はぢめての山小屋〜大菩薩峠・介山荘 <前編>

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自宅に帰りついた直後のミー太郎の熱烈歓迎。
「よくぞかえってきたな!」
突然しゅぱーっとあらぶったかと思ったら、この体勢で「ごはんくれ!!!」と主張してきた。
なんてめんこい子なんじゃ。
でもしもべの指をご飯を見る目で見ないでクダサイ。
けっこう怖いのよ、ミー太郎のお口でがぶっとされると割と痛いのよ!



 さて、今日は長いのでとっとと参りたいぺろちょろめろひなミロカミュ、期間限定かまちゃんのしもべポピでございます。こんばんわ。
長くてすいませんね!よろしければおつきあいください。

 しもべ、先日一人で大菩薩峠に行ったじゃないですか。天候の悪いときに行って、ガスでなーーーーんにも見えなくて悲しいけどこれはこれでいいかーってなって。
っていうかすごく登山道短いし標高差もたいしたことないんで楽だったなー。むしろ一人じゃ飽きるぐらい楽だったなー。という思い出とともに帰ってきたわけですよ。
そんときに思ったんです。山小屋でびうするならこの山がいいかもなーって。
丹沢だと距離が長くて着くころにはたぶん虫の息じゃろうし、標高低くてきっと暑いだろうし。
ヒルいっぱいだしなーこの時期。丹沢はオフシーズンだよなー。
ここならだれか連れてきても、安心して歩いてこれるし距離短いから小屋泊したらのんびりできるに違いないと思ったんです。
そりでまずはチャーン氏に言ったの。連休の日曜月曜と、山小屋に泊まらない?って。
そしたら珍しくチャーン氏が「いいよー」と言ったので、ウキウキだったのです。
ついでにしもべの姉のぺっちゃんにも声をかけてみたら、ブラジルフェスをキャンセルしても行きたいと熱烈に行きたい気持ちを表してくれたのでじゃあ三人で行こう!ってなりました。

宿泊地の山小屋はどんなとこかなー。と調べてみると、建て替えられた小屋で新しくてきれい、グループで個室もらえるらしい、ごはんおいしいらしい、食前にワインか日本酒をサービスしてくれるらしい。小屋の人親切にしてくれるらしい。そんないい情報ばっかりでてきたし、しもべの持ってた山ガール読本的な本にも、この小屋をおすすめする人がいましたんで、半月前に予約をとったんです。
すごくすごく楽しみでした。
まだかな、もうすぐだな、とうとう明日だな!!!

でも、チャーン氏は「ヨメの趣味につきあってあげてるお!」というスタンスだったので、しもべチャーン氏の荷物も全部そろえてあげました。珍しいことです。
いつもは自分で用意できるけど、今日はちょっと勝手が違うからね。
たとえば洗剤類は使えないから、歯磨きはなんにもつけずにして、終わりに塩ですっきりさせるとかさ。お風呂もないから体ふくウェットティッシュ入れとくとかさ。
枕に敷く手拭いもっていくとかさ。
これは小屋までもっていくやつ、こっちは下山後の温泉で使うもの。袋に分けて車に積んでさ!
おおむねその内容は間違ってなかったんで、しもべもチャーン氏も快適に過ごせましたとも。
姉ぺっちゃんもその内容を伝えてあったので、ちゃんと持ってきてくれました。

 さて、8時に相模原を出発する予定でおうちを出て、ぺっちゃんを実家に迎えにいきました。
その後圏央道の相模原愛川で高速道路IN、八王子JCTから中央道へ。勝沼インターで降りてそこからは下道でトコトコ。車でいけるギリギリの場所、上日川峠まで走ります。
この峠ですでに標高1600M。
しかし恐るべし、連休の渋滞。八王子JCTの合流が詰まりに詰まって渋滞15キロ。進まないーすすまないよー。
1時間半かけてその渋滞を抜け、普通にいけば10時には着いたはずが12時の到着になっちゃいました。
疲れたー。もう疲れたー。みんなそう言ってますが、安心せい。
ここから大して歩かないからねっ!あっという間につくよ!!この山は疲れた人にも優しいんだよっ!

そんで、くっちゃべりながらトコトコと、嶺まで行かずにもう小屋へ直行することにしました。というわけで峠への道を歩いて歩いて歩きます。
途中にあった福ちゃん荘で冷やしトマト売ってたので、しもべはトマトを食べてね。
チャーン氏はきゅうりの塩漬け買って食べてね。ぺっちゃんにおすそ分けしたりしてさ。
トイレ休憩したり、小休止でおやつ食べたりしてわいわいします。
登山道の写真は今日はないです。くっちゃべってたし、いらないかなーと思ってしまったw

 そんなふうにのんびり歩いて2時間ぐらいで大菩薩峠へ到着。時刻は2時半ぐらいだったかな?

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今日は天候が回復したよ・・・!だからこんなふうに、稜線も見えてる。前回行ったときとか

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こんなんだったからね・・・!

天気予報によると午後は霧だったり雨だったりするらしい。するらしいはいい具合に外れて、天気が回復したんだよね。
この時期の天候はよくわかんなくて、だから山の上だしどんななってもそれは思い出になるだろうと思ってきて見てよかったと思いました。

さて、到着したので声をかけてチェックインします。
小屋番のおとうさんが部屋に案内してくれながら、トイレはここー、消灯は何時にー、ごはんは何時からで今日の日没は何時ごろ〜。なんて情報を教えてくれながら歩きます。
お話によると、今日20人キャンセルがあって宿泊者はこれしかいません。な状態。
食堂を見ると5人前しか用意されてませんでした(;゚Д゚)
週間予報や当日の予報を見て、遠方から来る人はキャンセルしてしまうんだって。稜線の小屋は夕日や朝日を見たい人が多くて、予報に左右されるって言ってました。

お部屋に入ったら、三つお布団が敷いてありました。
ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ ほんとに個室だったー!
ザックはお布団に置かないでね、と言われたので(まあザックきちゃないからね!)それに気を付けながらごろんと寝そべると、眠りそうになりました(;゚Д゚)
いかんいかん、まだ夕飯までには時間あるし。
このままだとお昼寝してしまうっ!軽く全員、汗拭きタイムして、外を散策することにしました。

その前に、小屋のご厚意で一人一個桃を食べていいということに(  Д ) ゚ ゚
桃は汁がべちゃべちゃでるから、外で食べてね!ってことで桃を外でいただきます。
洗ってもらった桃の皮を、小さなナイフを貸してもらったのでそれを使って剥いていきまして、かぶりつきます。じゅぶじゅぶ、みずみずしい!桃おいしい!!!しあわせッ!!!
この桃、用意できる時とそうでない時があるそうな。時期もあるし、あったらラッキー!ってことにしておいてください。だからしもべたちが桃をもらったことは、内緒だよ!!

山登ってくと、目的地ってのを設定するじゃないですか。ここまで行って、降りるとか。
今日は帰らなくていいから、好きにしてていいんだなー。景色をボンヤリ眺めるのもいいよねー。

というわけで3人で

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あそこに見えてるてっぺんまでいこうぜー!となりました。
10分ぐらいでいけるみたいだしー。

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おおー、だいぶ歩いてきました。小屋が小さい〜!
ここは大きな岩がゴロゴロしてるとこで、賽の河原なんてとこもあるんですじゃよ。
不知火の頭という場所みたいでした。
トンボがたくさんいてさ。小屋番のおとうさん曰く、下界が暑すぎて涼を求めて登ってくんですよ、ここまで。
って話でした。

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ほら、雲海の上に富士山が浮かんでいるよ!!

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富士山から少し視線を外すとね、大菩薩湖(上日川ダム)が山間の中に見えていますね。
そのまわりに、小さい山がいっぱい連なっていてさ。
そこに重たい雲がゆっくりとかぶさっていくんですよ。
雲が登ってきてるっていうのかな?
ゆっくりゆっくりと登ってきては湖を撫でて、その雲はどっかいっちゃったりさ。
軽い雲じゃないからここまで登ってこれない感じでした。きっと上昇気流が足りないんだ。
だから標高2000Mだとこんなに晴れているんだなぁ〜〜ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

岩の上で風を感じながら座り込んで三人でボンヤリとしていると、おじいさんと若い女性の二人連れが大菩薩嶺のほうから歩いてきました。
おじいさんが「ああ、あんまり早く着いちゃうのもったいないですから、ここで少し休憩しましょうか〜」それに若い女性が「いいですね(* ^ー゚) 」みたいな感じの会話をしていました。
この人たちはどんな二人連れなのかなあ?
それに着いちゃうということは、きっと小屋に泊まる人なんだろうなあ。なんだろなー。
あちらの休憩が終わって去って行った後、しもべたちの妄想はたくましくなりました。
いったいどんな二人連れだったんだ?!お友達?おじいちゃんと孫?それにしては他人行儀な会話だったよね。
へんだね?きっと、教授と教え子だよ!!下衆の勘繰りをしていましたが、後にどんな間柄だか判明することになります。
この方たちが今日宿泊のもう一組で間違いありませんでした。

 さて、しもべたちもいったんお部屋に戻ることにしました。のんびりまったり稜線の風に吹かれてしまったのですが、時間が4時半です。
ごはんは5時半からだから、お部屋にはいって少しのんびりしましょう〜。
お部屋でごろごろしていると、ご飯に呼ばれる声がしました。曰く「今日は気持ちがいいので外で食べましょう〜!」

おおー、おそとででぃなー!ヤッホイ!!

売店の横にある食堂のようなスペースにまずはおかずが運ばれて、みんな席に座ってさ。
食前の一杯はサービスですよ!ってことで、日本酒かワインかを選んでもらえることに。

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しもべたち3人とおじいさんが日本酒。おねえさんはワイン!
こんな風に連休なのに、お客さんが減ってしまって暇だったのか小屋番のお父さんも、俺も呑みます!なんていって6人で乾杯ッ!

すでにこの雰囲気にのまれていたチャーン氏、選べるお酒に日本酒があり、それがすごくおいしかったのもあって全身から幸せ!というオーラを発散しはじめました。
こんなにたくさん野菜が食べれてうれしい!手作りのお食事おいしいっ!
しもべはちょっと心配してたんですよ。楽しんでくれているかなってさ。でもチャーン氏が嬉しいオーラを出し始めてしもべはほっと安心しました。さあ、全力で楽しもうじゃないか!!!
初めてお会いしたおじいさんと若い女性の二人連れとも会話が弾みます。
彼らは山で知り合った人たちなんだそうです。山で知り合って山で会話して、じゃあどこか山へ行きましょう。
という話は別段珍しくない話。
しもべもS兄さんという山友達がいますが、彼は石老山の山頂でお会いして会話した方ですもんなあ。そこから友達になったんだもの。

この方々のご縁はなかなかなもんだったみたいです。まずお姉さんが山小屋で働いていたそうな。
そこにおじいさんがお客さんとして来て、お話をしていたらしいのです。
そして別の山でばったりと会ったんだそうな。
そこではたぶん、社交辞令の会話として「どこかご一緒したいですねー」なんて話が合ったんだと思います。
でも一回二回じゃ縁が深いとは言えず。だから3回目や4回目があったんですね。
そりで、今日大菩薩を縦走しましょう〜〜って運びになったんだそうです。
やはり彼らも天候が気になっていたそうです。カッパを着て歩くのいやだねー。でもせっかくだからがんばろうかな〜〜なんて気概で来てみたら、こんなに晴れてくれてね。
そしてこんなにおいしい桃をいただけて、ご飯もたくさんで私は幸せですね!と、おじいさんははにかんだように笑いながら言いましたとも。
もうドキドキしますわ、おじいちゃん可愛いよおじいちゃん!!!
ほんとに素敵な方でした。なんというか、肩に蜘蛛がいますよーと声をかけられたら、「いいの!これはわたしが飼っているの!だからいいのよ」とにこやかにおっしゃる方。
山では不用意な殺生をしないんだね。しもべもそうだけどさ、年季の入った素敵な切り替えし。
知らない人との会話が楽しい。すごく楽しい。そうしてお酒もおかわりしちゃったりして、おかわりし放題のカレーも二杯もおかわりしちゃって、ルーをツマミにお酒も進んで幸せだなーと浸っていると。

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日が暮れてきたんですよ。日没という天然のショーがはじまりました。

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山肌に暮れかけた日が、時間の経過とともにどんどん沈んでいく様子を飽きることなく眺めていると。
ちょうど食事が終わったみなさんもトコトコと出てきて、フラリフラリといざなわれるように稜線へ。

稜線を挟んで富士山側と奥多摩側で風景が二分していました。
富士山側では富士山を照らすように日が沈んでいくのに対し、奥多摩側はすでに日が当たっていません。
こちら側は日没が大菩薩に阻まれて見えないのでしょう。

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奥多摩側の風景、低い山々が雲海に包まれていて、原初の日本が生まれたような風景が広がっていました。

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古事記にありますよねえ。かみさまが鉾でぐるぐる海をかきまぜたら日本列島が生まれたって話。
雲の海から山が生まれ出てきたみたいで、しもべはこっち側の景色を「日本創生」と呼ぶことに。


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雲の移り変わりが一つとして同じでない、というのはここでしか味わえない稀有な体験だって印象とともにみんなの心に刻まれていくんでしょう。
だから、どんどん気持ちが高ぶって行って、山登りはしたいけど時間がなくて去年一緒に石老山いったっきりのぺっちゃんなんかは、ほんとはヘッデンやランタンを持たずにいくのなんて無謀だったんだけど(しかも足はサンダルのまま)


「ふぉーっ!すっっごおおおおおい!」


と言いながら、どんどん上に登って行ってしまいます。


そりゃあこんな景色が広がってれば
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しもべも気持ちとしては、上までいきたかったけどさ。
サンダル履きのままだったんだ。あんよが痛いじゃない、けっこうしもべも上まできてたけど、ちょっと我慢して中腹で撮影。


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夕日が落ちてきたら、日本創生側も素敵な感じになってる!

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どんどん空が朱に染まっていきます。

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クライマックス。真っ赤に染まった雲、そして日光に照らされて金色になった雲。きれーーーだぞおおお!!

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小屋の窓にも夕日が映って、見事です。

 ひとしきり日没のショーを楽しんで、部屋に入る前に上に登って行っちゃったぺっちゃんとおじいさんとお姉さんが戻って来るのを待ちます。
暗くなってたので心配してましたが、無事に戻ってこれました。
小屋番のおとーさんに怒られてしまいましたけどね。危ないからちゃんとした靴履いてね!って。

 さて、それでは9時の消灯まで小屋の食堂で酒盛りをします。
ワインが1本2千円で売ってたので、赤を買って3人で酒盛り。
もってきたおやつを出し合って(おやつが完全に酒のツマミになる不思議)三人でお酒を飲んでおりましたが、せっかくだからお二人も。とあとのお二人もお誘いして5人で酒盛り(´∀`*)ウフフ

消灯後、しもべ一服のために少し外にでました。このごろしもべはIcosというタバコに鞍替えしましてね。
充電は必要だけど水蒸気が出て、ニオイがあんまりないという電子タバコです。風が強くても火が消えないんだヨ。なぜなら燃やさないからね。加熱してるだけだからネ。

ランタンを持ってさ。そしたら消灯にきた小屋のお父さんに「すげーの持ってるね!いいな!」と褒められることに。(ΦωΦ)フフフ…、よくわかったな・・・!
これはしみつ兵器なのさ。
ソーラーで充電可能。USBでも充電可能。防水規格7をクリア。ランタンシェードは折りたためるシリコン製。
シェードが水筒にもなるすぐれものさ・・・!そしてふいの雨で濡らしたくない電化製品を、シェードの中に仕舞えるのさ!!!軽く、小さく、そして明るいんだぜ!!!2千円ぐらいで買えてすごくリーズナブルな商品なんだぜっ!!!

そんでもって、外で一服していると耳のおおきな生き物の視線を感じました。
それはキツネでした。
このキツネさん、このごろこのへんに出るようになったんだとか。
たぶんかわいいんで登山者に餌付けされちゃったんでしょうね。そりでうろうろするように。
階段の上からしもべのことを見ていました。
そこにおじいさんも一服と星を見に出てきて、きつねちゃんかわいいねえ(´∀`*)ウフフ
と言っていました。キツネもかわいいけどおじいちゃんも可愛いです、ほんとにありがとうございました。
いろんな山でどこそこでお会いしましたよね!と声をかけられるんですとおっしゃってましたが、強く印象に残る方です。そりゃそうですわなと思いましたヨ。
満月に近い月明かりだったので星はまばらにしか見えませんでしたが、そりでも気分よく涼しい山の上で一服できる喜びをかみしめながら、歯を磨いておトイレいって眠ることにしたしもべでありました。

ああ、今日はよく寝れそう〜〜。15度ととても涼しいし。
気分よく、ほんとうに気分よくお布団に入ってぐっすりと眠ったしもべでありました。


後篇へ続く〜


 というところで、今日はこの辺で。
みなさまごきげんよう( ´∀`)/~~


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posted by ポピ at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 山日記
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